これで(たぶん)受かる東京工業大学院・機械制御情報系

合格体験記的なものだ。過度に期待しないように。国公立大学工学部あるいは同等の私立大学の生徒であることが前提。

  • 筆答試験対策

入門微分積分

入門微分積分

これを一番最初にやるとその後の数学と力学がスムーズに進むのでお勧め。第1章あたりは数学やる上での通過儀礼みたいなもの(「数ってなんだろうね?」みたいな話。)で、入試問題にはあんまりでないので分からなかったらさっさと飛ばすべきだが、油断していると出るので2周目以降はしっかりやったほうが吉。
理工系の微分積分学

理工系の微分積分学

上記「入門微分積分」で物足りない場合はこれ。特に微分方程式については入門微分積分は明らかに足りていないのでこっちでカバーするとよい感じ。
理工系の基礎線形代数学

理工系の基礎線形代数学

線形代数はこれ。まぁよくわからんところもあるけど2周目やるころには分かっているからきっと大丈夫。
詳解 大学院への数学―理学工学系入試問題集

詳解 大学院への数学―理学工学系入試問題集

数少ない大学院入試問題集。例題については「比較的詳しい」解答解説付き。でも補充問題は略解しかない上にどう考えても例題と比べて異次元の難しさを誇る問題もあるけど例題だけ何度もやっておけばそのうちわかるようになるのでたぶん大丈夫。
解法と演習 工学系大学院入試問題 数学・物理学

解法と演習 工学系大学院入試問題 数学・物理学

数学と力学の過去問が両方入っててお得感があるが、解答に間違いが多々あって夜中にムキー!となった思い出があってお勧めできない。
力学

力学

力学対策はこれ。流体力学・材料力学・機構力学に通じる部分があるので最低2周しとくと吉。
熱力学―大学講義

熱力学―大学講義

熱力学はこれ。古い本なので参考程度に。問題は無いが、オーム社の図説熱力学に比べて分かりやすくて薄い。
伝熱工学 (JSMEテキストシリーズ)

伝熱工学 (JSMEテキストシリーズ)

伝熱工学はこれ。全部に目を通す必要は無いと思われる。過去問見ながら熱伝導・対流熱伝達・ふく射伝熱の基本を抑えればおk。
現代材料力学

現代材料力学

材料力学はこれ。引張圧縮・曲げ・ねじりに加えてモールの応力円もしっかりやっとけ!あと内圧を受ける円筒とかもやっといたほうが吉。
流体力学入門

流体力学入門

流体力学はこれ。分かりやすいけど高度な問題が出されたら対応できない可能性があるので数学で補完する必要がある。
※以上の教科書・問題集を最低2周はやってね!ちなみに筆者は2周するのに半年かかりました。使ったノート(B5サイズB罫30枚)は約20冊です。
※機構力学についてはうちの大学の授業プリントで勉強したのでおすすめできる本は無いよ。自分で探してね!

  • 口頭試験対策

まぁ蓋を開けてみれば「明らかに挙動不審なヤツを選別するための試験」であって、普通にしていれば受かる試験だったと思う。
とはいえ「今、どんな研究をしているか」「なぜこの研究室を希望したのか」「希望する研究室に入ったらどんな研究がしたいか」など、一般的面接対策はしておくべきでしょう。

  • 途中であきらめそうになったら

松岡天満宮へどうぞ。
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最後まであきらめんな!