研究室のPCは順調に俺色に染められていく(持ち込みPCだからか問題ないけど。)

今日は数学を10時間近く行った後、「自分へのご褒美(スイーツ(苦笑))」ということでTyanThunderK8QSProを使ったQuad-Opteronマシンの仮組を行った。

Opteron852(2.6GHz)を4発積んでいるわけだが、こいつのTDPは92.6Wなので、消費電力は単純計算でCPUだけで370.4Wということになる。これならばマザーボード上にSSI-EPS12Vコネクタが2つあるという異常な光景も納得できる(SSI-EPS12Vを2つ持った電源ユニットはこの世に存在するのか?今回は1つのコネクタについては変換アダプタ(AinexPX009)を使用した)。Intel曰く熱設計電力≒消費電力らしいので、AMDも同じ傾向にあると仮定できるが、問題は、今回使っている電源ユニットのZippyのHP2-6460PにMax460Wと書かれていることだ。果たして460Wというのは瞬間最大出力なのか定格最大出力なのか。定格だとしても、マザーボードとHDDを残り90Wで賄えるのかどうか不安である。そもそもこいつの12Vラインが合計32Aであるから、CPUを駆動させている電力は実質384Wから賄っていることになる。マザーボードとHDDが12Vラインからいくら持っていくのかが鍵となりそうだな。

一応BIOSの起動は確認できた。ビデオチップの初期化にえらい時間がかかるらしく、「Initialize all video adapters in system」を意味する"4A"がBIOS-POST-Codeを表示するLEDに十数秒にわたって表示された後、漸く起動した。普段なら「故障か!?」とハラハラするところだが、POST表示のおかげでいらん心配をしないで済んだ。さすがエンタープライズ向けボードである。
果たしてOSをインストールして各種処理を行わせた場合、フルロード状態で電源が耐えられるかが今後のポイントだ。
まぁとりあえず動いてよかったが、とにかくうるさい。CPUファンが4000RPM*4で電源もサーバー向けで、まさに「静音なんぞ犬にでも食わせておけ」状態の凶悪なマシンとなってしまった。たとえると掃除機の「強」スイッチを押した状態に似た音がする。しかもこれはクラスタの1ノードにしか過ぎない。今後同じマシンを2台構築し、3ノード12CPUでの運営を行う予定であるので、単純に考えて3倍うるさくなるのか…今年も暑い夏になりそうだ。
Phenom X4 9550なら同じ2.6GHzQuadCoreでも125Wだから電力の心配はいらない?分かってないな、同じ4Coreなら物理的にCPUが4つあるほうが楽しいに決まっているだろ!(たとえHyperTransportによるオーバーヘッドやInstructions Per Clockにおいて不利であってもだ!)
閑話休題
めでたく2*2Core化された研究室PCであるが、タスクマネージャを見ているとCPUの稼働率が低い。まぁOpenMPで書いたコードを走らせたりしない限りは使用率100%なぞ稀であることは分かっているが、分かっているとは言えどもなんとなく寂しいもので、「いっちょVirtualPCをインストールしてCoreを1個割り当てようかい」→「ところで生協の本屋にDTMマガジンがまだある」→「初音ミクAppendの体験版とな?」→仮想マシンにインストールした結果がこれだよ↓

インストール中の画面が壁紙にちょうどええやん!と思うより早く、指が脊髄反射でPrintScreenボタンを押していた。というわけで研究室PCの壁紙が俺ナイズされましたとさ。めでたしめでたし。